進撃の『イソジ』

漢は50手前からだ!

体に染みこませたことは忘れない 野沢錦糸

いまの若い人は色々と情報があるから、大変覚えが速い。

稽古でもビンタもなくなったが、こういう稽古だと、どうも肝心なものが身につかない。

テープのような機械を相手に稽古すると、どうも頭だけで理解し、体の中に染みていかないのではないか。

文楽義太夫というのは、音楽ではなく、語りだから一体となるには、日ごろから人間と人間とが向き合って稽古していないとダメ。

ビンタは痛かったし、師匠に叱られるのは怖かったし、辛かったですが、いい稽古をしてもらったし、幸せだったと感じる。